リングハーネス

犬用のハーネスとして人口に膾炙しつつあるリングハーネスは、それほど歴史の長い商品ではありません。犬は長らく身体に負担の掛かる紐で拘束されていたわけですが、その状況を改善しようとしてカナダの企業が90年代に特殊なハーネスを開発したのが始まりです。リングハーネスは犬の負担を軽減するデザインを特徴とするもので、例えば喉が紐で潰されたり、首に痛々しい跡が残ったりすることが無く、このハーネスを使用すると安心して散歩させることが出来ます。従来の商品で無理に犬を引っ張ると、頚椎捻挫が発症してもおかしくありませんから、今後はより多くの人がリングハーネスを使用することが望まれます。カナダの企業が新しいハーネスの開発に乗り出したのは、1人の女性が飼い犬のことを心配したからでした。彼女は散歩中に不自然な咳をする飼い犬を可哀相だと感じ、今までの首輪とは異なるものを付けてあげたいと望んだのです。彼女は市販されているハーネスを色々試してみましたが、どれも犬に痛みを覚えさせるもので、満足できるものはありませんでした。中でもナイロン製のハーネスは皮膚を傷つけることが分かり、新しく作るハーネスはレザー製にしようと決意しました。最初はゴム製のハーネスも選択肢でしたが、最終的にレザーがベストであるとの結論に至ったのです。彼女のデザインを基に犬用グッズのメーカーが試行錯誤を繰り返し、遂にリングハーネスは完成しました。このハーネスが世に広まったのは2001年のことでした。カナダで開かれたペット博覧会で発表されたのです。世界中の愛犬家がこの発表を知ることになると、リングハーネスは一気に世界に市場を広げ、今や日本でも販売されています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です